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2008年3月 9日 (日曜日)

「最後の写真」(第5回東方SSこんぺ投稿作)後書き&レス

※SS「最後の写真」のアドレスは↓です。
 http://thcompe.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/anthologys04/anthologys.cgi?action=html2&key=20080210220457


 東方SSこんぺは初参加になります、長月と申します。
 この度は限られた時間の中、「最後の写真」に感想を寄せていただき、本当にありがとうございました。第7位という高い評価をいただいた事も勿論ですが、こうして沢山の感想、ご意見を寄せていただいた事が、何よりの励みとなりました。

 それでは、指摘をいただいた点を中心に、レスをさせていただきたいと思います。

(結果発表前に書いた後書きが↓にありますので、お気が向けばそちらも読んでやって下さい)
 http://september.moe-nifty.com/kikyo/2008/03/post_e5ee.html

>「……」が多い
 すいません、仰る通りです。
 元々、「……」を多用する作風である上、今回は早苗さん&にとりと、大人しいキャラ二名が主役という事もあり、思った以上に連発する事になってしまいました。
 書いている途中から自分でも気が付いていたので、推敲時にはかなり気を付けて(自分では)最低限まで削ったつもりなのですが、時間を置いて改めて見ると、まだまだ削れる所が多々ありますね。次回はこの反省を生かしたいと思います。

>幻想郷の電気、交流/直流絡みの各種ツッコミ
 覚悟はしていましたが、やっぱりこの点の指摘が一番多かった…orz

 今回、作中で「充電ができない」事を示す際に、「電源が用意できない」事を言うだけでも足りるにも関わらず、わざわざ直流交流云々を出しているのは、

「早苗さん(+にとり)にとって、足りないもの、必要なものは『交流』」

 …である事を示すためです。電気的な「交流」だけでなく、二通りの意味がかけられています。

 いろいろ指摘をいただいている、
「バッテリー自体は直流で充電可」
「知識+一定の装置が有れば直流から交流は作成可」
「『求聞史記』に香霖堂に携帯電話が置いてある記事がある」
「というか、香霖堂に行けば充電器位あるんじゃね?」
「スキマで外界からコンセント引っ張ってくればOKでは」
「幻想郷の知識人の誰か一人くらい、充電法は知ってるだろ」等について。
 これらは、勿論書いている段階で承知していましたが、そのあたりの説明を本文に含めると更に冗長になってしまうので、必要最低限(は満たしていると自分が思っていた)文章しか入れませんでした。
 こうした電気的な問題点、そして知識を早苗さんやにとりが知らないのも、彼女たちに十分な「交流」が無い故の事です。そして、将来的に「交流」が得られた結果、電気の方の「交流」の問題も解決する可能性も示唆しています。

 …と、いうわけで、実はこの「交流」は今回のSSのかなり重要な要素でした。
 あまり露骨に書くのも何かなと思って、そして自分ではそこまで書かなくてもきっと伝わるだろ、と思って今回の様な書き方になったわけですが…。改めて読み返すと、十分にこの要素を生かすことが出来なかったのかな、文章の練り込みが不十分だったなと感じます。
 自分的には隠し味として効いてくるはずだった重要な食材だっただけに、できあがった料理で十分に「生きていない」結果となった事は、今回の大きな反省点です。

>文章構成について
 すいません、何点かご指摘いただきましたが仰るとおりです。
 自分でも、投稿後に改めて読み返すと、特に、

・「承」部の早苗さんとにとりの会話関係
 ここが長すぎるために、物語の核心が立ち上がるまで時間が掛かり、間延びした感じになってしまった。
・「転~結」部が練り込み不足
 にとりの一人語りが長く続く部分、そして最後の撮影イベント等は、もっと練り込む余地があった

 このあたりは、もっと練り込む、推敲する余地があったと感じています。こんぺという、時間に限りがある状況で(書いている時点で)そこまで手が回らなかったのですが、言うまでもなく、同じ状況下でも、もっと長い、そして完成度の高い文章を書いている方が何人もおられます。もっと自分も精進しなければ…と感じます。

>にとり(+登場キャラ)の性格
 にとりは描く方によって性格がかなり変わってくるキャラですが、それでも、今回のSSの様に大人しい性格として描かれる事は稀だと思います。違和感を感じられた方も結構おられたと思いますが、これは「僕の考えるにとりはこんな感じです」としか言いようがありません(にとりが人見知りする理由は、SS本文で書いてある通りです)。
 風神録本編で霊夢や魔理沙に対する態度があんな感じなのに、早苗さん相手にはあんなにしおらしいのはおかしい、というツッコミもあるかと思いますが、自分では、風神録本編は
・緊急事態だったので特別
・霊夢&魔理沙はそもそも普通の人間じゃない(笑)ので、まともな人間である早苗さん相手とは対応が違って当然
・(にとりが酒を飲んでいた)

 …という状態だったと考えています。

 にとりに限らず、うちのSSでは登場キャラ全員が「善良過ぎる/いい子すぎる」というのもあると思いますが、これも「僕の書く東方SSはこんな作風です」としか言えません。作風と好みの問題でしょうか。
 東方では「表面は」ひねくれているキャラばかりですが、そこから内面をどう捉えるか、どう描くかは書き手の、そして読み手の東方に対する世界観によってそれぞれ異なると思います。

 今回のように「早苗さんが幻想郷に馴染むまでを描いた系」の話は沢山ありますが、その描き方も書き手によって異なると思います。
 別に、霊夢や魔理沙に過度の劣等感を抱かなくても。彼女たちや守矢一家、その他のだれかといざこざを起こさなくても。誰かに叩きのめされたり、弾幕したり、宴会で潰れたり吐かされたりしなくても。再度挫折した挙げ句、誰かに諭されたりしなくても。
 みんな内面は「いい子」で、普通に周りのみんなと友達になって、いつの間にか幻想郷に馴染んで、仲良くお茶を飲んでいる。それが「僕の考える幻想郷」ですし、「早苗さんたちに暮らして貰いたい幻想郷」ですし、自分がSSで描きたい形です。
(単に「考え方が違う」というだけで、特定の作品を貶す意図は有りません。不快に思われた方がおられたら申し訳ありません)

>後書き
 べっ、別に、射命丸に写メールを撮らせるためだけに、このSSを考えたわけじゃないんだからね!
 …でも、このネタに絡めて、撮影役が射命丸さんになる事については、かなり初期から決定していました(笑)
 空白にするのも、「ありがとうございました」だけなのも何だかなぁ…、でも、採点期間中に公開されるので、ここに書く内容はいろいろ制限があるし、どうしようかと思って書いたのがアレだったわけですが、いただいた感想を見ると、どうもこの一言のせいで点数的には損をしている様な気がしますねorz

 …すいません、長い上に、感想に対するレスと言いつつ、半分は自分のSSに対する設定や考えを語る様な感じになってしまいました…。
 この作品を通じて、早苗さんやにとり、そして守矢二柱やその他山の妖怪達を少しでも好きになっていただければ、作者としてこれ以上の喜びはありません。


 最後に、もう一度改めまして。
 本作「最後の写真」を読んで下さった皆様。そして、感想を下さった皆様。本当にありがとうございました。
 今回いただいた感想を励みに、そして糧として、これからも頑張ってSSを書いて行きたいと思います。
 それでは、またの機会に。できれば、より良い作品を用意して、お会いできればと思います。

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