東方諏訪旅行記2-2:秋の静葉と諏訪での移動手段
■第2回東方諏訪旅行:目次
http://september.moe-nifty.com/kikyo/2008/11/post-93a7.html
さて、3月に続き第2回となる東方諏訪紀行。
基本的には行き帰りのルートは前回と同じです。
(大雑把なタイムテーブル)
新大阪9:00→名古屋10:00→塩尻12:00→上諏訪12:30
そんなわけで、新大阪からは3時間半掛かり、交通費は片道1万円弱です。やはり関西圏からは時間が掛かりますね。ちなみに関東側は新宿から一本で来られ、約2時間20分、3500円程度で来られる様です。本当に妬まし…羨ましいです。
前回と同じなので省きますが、途中、木曽で名勝「寝覚の床」を通るのですが一瞬過ぎて数秒しか見られないのが残念ですね(逆にじっくり見るために一時停止とかされても所要時間が増えて困るわけですが)。
(写真1:「寝覚の床」。動画から起こしたので画質は粗いです)
ともあれ、車窓から風景を眺めつつ、上諏訪に到着。
旅の目的の一つが「紅葉を愉しむ」だったのですが、微妙に時期がずれていた感じですね。このあたりは季節が相手ということもあってなかなか狙ったとおりには行かないもので、仕方ないですね。それでも、色づいた木々もちらほらと見受けられ、純分に秋の静葉は堪能できました。
(写真2:車窓から撮った木曽山中の紅葉)
現地に着いて感じた事は、「意外と温かい…」でした。
天気予報によると大阪より5~6度低く、かなり寒い事を覚悟して、荷物の中にマフラーも入れていたのですが、結果的には不要でした。
ただし、旅行時はいい天気で日当たりが良かった(夜になるとやっぱり冷え込みました…)ですし、風が吹いていなかった事が幸いしたと思われます。
皆さんご存じの通り、この旅行の翌週から一気に冷え込みましたし、旅行一週間後の今の天気予報では最低気温が0度近くまで落ちています。やはりこの時期の旅行では天気を調べて防寒の備えは必要だと思います。
さて、前回は全て徒歩(一部タクシー)だったわけですが、特に上社方面が遠くて大変だった事も踏まえて、今回は「レンタサイクル」を借りる事にしました。
このレンタサイクル、要するに自転車の貸し出しサービスなわけですが、民間(諏訪にもホテルや専用の店で扱っています)の他に、JRの駅レンタカーでも自転車貸し出しを扱っています。
そんなわけで、駅を出て重い荷物をコインロッカーに入れ、駅レンタカー店で自転車を借りたわけですが……出てきたのは、所謂「ママチャリ」でした(写真3:参照)。
……………
おかしい……私は風神録の旅に来た筈なのに……どうして弩級えー○ん号が!?
しかも、前のカゴにはでかでかと「JR東日本 レンタサイクル上諏訪」と書かれてあります。これは何かの羞恥プレイですか?
文句を言っていても仕方ないので、自転車に乗って出発。実は密かに三段変速が付いていたのですが、気づくまでずっと一速で走っていたので漕げども漕げどもなかなか進まず、どうしようかと思いました(笑)
駅前レンタサイクルでの感想をまとめると、
・想像以上に疲れる
駅から各史跡までの距離は(前回徒歩で行ったので判っていた事ではありますが)かなりそれぞれ遠いです。道中は比較的平坦で坂道は少ない方ではありますが、上諏訪から東の山に登っていく系(手長神社とか)はかなりきつい坂です。
あと、今回は上諏訪で自転車を借り、上諏訪で何カ所か回った後で上社のある茅野へ……というコースを通ったわけですが、上諏訪~茅野間がかなり遠いです。自転車でも2~30分掛かります。
・拘束時間の問題
お店が閉まるので、午後5時までに返却する必要があります。食事をして自転車を借りたのが1時だったので、茅野の上社二社を回って上諏訪まで戻ってきて返却……を4時間で全てこなさねばならず、かなり大変でした。
……まあ、自転車を茅野で借りていれば状況はもう少しましだったわけですが、それでも時間や体力面での消費は馬鹿になりません。正直、余程時間があるか、体力に自信がある方以外は止めておいた方がいいと思います。
かと言って、徒歩+タクシーも大変です。
タクシーは各史跡までの距離が遠い分、馬鹿にならない経費が掛かります。ちなみに上諏訪の駅から湖畔のホテルまでタクシーに乗った所、千円弱取られました。また、前回の旅行で茅野駅から守矢史料館まで行った時も約千円掛かりました。あと、今回の旅行の夕食で、ホテル(諏訪湖畔)から上諏訪と茅野の中間あたりにあるお店までタクシーに乗った所、二千円も取られました……。言うまでもなく、上記の例は全て「片道」でのお金です。行く先々でタクシーを使っていたら、お金がいくらあっても追いつきません。
そしてもう一点の問題が、「タクシーがそもそも拾えない」事です。駅やホテルはともかく、それ以外の場所に「流し」で走っているタクシーがあまりおらず(諏訪大社ですらいない事が多いです)、道ばたで数分経っていたら拾える…という事が全くありません。
ちなみに今回の旅でも、上述の「上諏訪~茅野の中間のお店」で夕食を食べてから帰ろうかと思ったのですが、近くの幹線道路に待てども待てども全くタクシーが来ず、結局ホテルまで4~5キロ徒歩で戻るという悲惨な状況になりました。
……というわけで、今回は現地での移動手段について、いろいろ反省しつつも学んだ事の多い旅となりました。
今回の反省点を考えると、個人的なお薦め(次回はこうしようと思っている)は、「レンタカーを借りる」です。
http://www.ekiren.co.jp/index.html
調べてみると、JRの駅レンタカーを借りると一泊二日で1万円くらいですし、特典で(代表者だけでなく車に乗る人全員が)電車賃も1~2割割引される事も入れるとかなりお得になります。一人旅の私でも電車賃割引を入れれば(タクシー使用等を考えれば)十分お得な線に入りますし、数人で旅行される方なら、実質タダで借りるに等しい状況になる事もあるのではないかと思います。
諏訪大社については全て駐車場がありますし、これまで駅から遠くて行けなかった場所にも行ける様になります。
勿論、メンバーの誰かが自動車免許を持っている事と、旅程での飲酒との兼ね合い、そして逆に自動車では行けない場所もあるので場合にもよりますが、とりあえず次回の旅行ではレンタカーを借りて旅してみたいと思います。
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