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2011年1月26日 (水曜日)

払いすぎたお金が戻ってくるかもしれません(一口馬主の税金-1)

 この時期(平成23年の1月)になって何なのですが、先週末に、今更ながら「平成21年(一昨年)分の」確定申告(というより還付金の申請)を行いました(郵送での申告)。

 私は給与所得者で副業もしておらず、資金運用系でも申告する程の損得はありません。そのため、基本的に毎年の税金関係は会社の年末調整で完結していました。
 が、平成20年頃から一口馬主の税金の集金システムが変わってしまいました。簡単に言えば、「一定額を先に天引きし、改めて確定申告(還付申告)で調整する」方式になってしまったのです。
 この、「天引き(源泉徴収)される一定額」が結構高め(利益の20%)で、しかも「一口馬主全体で黒字である」事を前提にして引かれているので、赤字の場合は全額、必要ないのに源泉徴収されている事になります。
 私の場合はこの年の一口馬主としての収支が赤字でしたので、この天引きされた分は還付申告を行えば全額返金されるわけです。
 逆に言えば、「還付申告をしないと帰って来ない」わけで、非常に面倒です。

 これまではこうした利益の処理も含めて、基本的に「必要であれば確定申告をする」システムになっていました。私のように給与所得者で、一口馬主が赤字であったり、確定申告義務ライン(その他の所得が20万以上)に行っていない人たちは何もしなくて良かったのですが、最近の改正で、「還付申告しない限り損をする」仕組みになってしまいました。全く面倒なものです。
 こうなった理由は、所謂「一口馬主」が、馬主と同様に扱われず、法的には「商品ファンド」(先物取引とかと同じ)として扱われている事に起因しています。その裏には、一般馬主の意向とか、国税庁やどこからかの圧力とかいろいろあるらしいです。少なくとも一般の馬主はこんな税金の扱いはされない(条件を満たせば事業所得になったり損失の繰り越しができる事も…)ですし、何とか改善して貰いたいところです。

 何はともあれ、とりあえず今後もこの仕組みが変わらない限り毎年つきあう事になりそうなので、自分用のメモも兼ねて要点を纏めておくと、

・黒字になった馬は、(一口馬主全体で黒字になっているかに関係なく、個別の馬について)利益の2割が源泉徴収されている。
・上記の額は、一口馬主全体で赤字だった場合は還付申告により全額還付される。
・黒字だった場合は確定申告を行い、再計算して精算される。
 「一口馬主の黒字額+その他の収入の所得税率」で所得全体を再計算し直す形になるので、場合によっては(税率が上がるラインを越えると)所得全体に影響が出る。
 ちなみに、一般的な所得ライン?の課税所得が330万~695万円で税額20%、195万円~330万円の場合10%です(別途控除額あり)。再計算後の所得次第で還付されたり余分に取られたりする事に。
・黒字の馬がいない場合(当然、全体でも赤字)は、そもそも税金を天引きされていない(源泉徴収されていない)ので、確定申告をしても意味が無い。
・「黒字」「赤字」の要素(収入や経費)は(減価償却等の概念が絡んでいる)「税金的な意味」で計算されるので、一般的なイメージとは異なるので注意。クラブから送られている明細書をよく読む必要あり。

・会社が年末調整を行っている給与所得者で、(一口馬主の収支を含む)その他の所得が20万円未満の場合は、(他に申告が必要となる要素が無ければ)確定申告(または還付申告)を行う義務は無い。
・ただし、還付金についても申告を行わない限り帰って来ない。
・申告して戻ってくる額が微額で、手間に対して割に合わない場合は申告せずに放っておくという手もありかと思います。

・「確定申告」(黒字額の精算)を行う場合は、基本的に所定の期間(2月16日~3月15日)に申告を行う必要がある。
・「還付申告」の場合は、5年以内であればいつでも可能。

 ちなみに、私の平成21年の場合、黒字(=利益の2割が天引きされている)の馬は、メビウス、アルボーレ、パスワードの3頭。大半がメビウスの黒字額で、源泉徴収だけで3万円以上引かれています。
 また、アルボーレやパスワードに「利益」が出ているのは、レースでの活躍というより見舞金や引退時の精算関係による収入で、しかも高齢で減価償却費が掛からない(6歳4月時に全て償却されてゼロ扱いになる)事が関係しているので、その事も考えると、この年は実質メビウスだけ黒字という状態でした。

 全体的には結構赤字だったのですが、黒字だった馬について3万円ほど天引きされているという事で、今回はこの天引き分を返して貰うために還付申告を行ったわけです。

■参考:平成20年分の還付申告を行った時の日記(H21.4.5)
 http://september.moe-nifty.com/kikyo/2009/04/post-45a1.html

 で、何でこんな時期に還付申告をしているのか(これまで放置していたのか)ですが、還付なので急がなくていい(確定申告と違い、5年以内ならOK)事もあるのですが、要するに「書類を書くのが面倒なので、いずれ時間が取れた時にやろう」と思いつつ、いつの間にか忘れていた(笑)事が原因です。

 そして、何故今になって申告をしようと思ったのかですが、もうすぐ関係書類が届く今回分(平成22年分)については、昨年かなり出資馬たちが活躍してくれたので、ひょっとしたら確定申告が必要になるのでは……と思われたからです。
 22年度分の確定申告を行うのに、まだ21年度分を出していないのは流石にまずいだろう……という事で、慌てて申告書を作成、還付申告を行ったわけです。


 そして、この日記を書いている時点で、22年度分の関係書類(私の場合は、シルクHCから申告時の添付書類となる「収支明細書」が送られてきます)が届いています。
 この収支明細書を改めて見直すと、思わぬ結果となったわけですが……この事については、次回の日記で書きたいと思います。

(第2回↓に続く)
 http://september.moe-nifty.com/kikyo/2011/02/post-2e92.html

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