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2011年3月21日 (月曜日)

今回の地震での教訓、学んだ事

 東北・関東大震災の発生から一週間余り経ちました。
 被災地ではまだまだ様々な状況が進行していますが、現時点で感じた事、地震について個人的に再認識した事を書いてみたいと思います。


 内容の殆どは地震前から言われていた事で、以前はそれほど興味もなく見ていた事柄ばかりなのですが、実際にこれだけの震災が起きてしまうと、改めてそれぞれの重要性が思い起こされます。
 今、これを書いている時点では地震発生から一週間程度しか経っていないので、私も、ここを読まれている皆さんも、「何を当たり前の事を書いているんだ」という感じですが、年月が経ってしまうと記憶が薄れて行ってしまい……次にここをたまたま見たときには「記憶」ではなく単なる「記録」になってしまっているかもしれません。
 いつ起きるのか……そして、自分が生きている間に起きるかもわかりませんが、「次の震災」が来るときにはこれらの事を忘れずに(自分、または次の世代が)覚えていたいものです。今回の教訓を適切に生かす事ができれば、「次の震災」ではなく「次の『ただの大きな地震』」で済ませることが出来るのではと思います。


■津波はすぐに逃げないと助からない
 実際の映像を見て、内陸部であそこまでものすごい速さで来るとは思っていませんでした。もっとじわじわ水位が上がっていくイメージを持っていました。
 個人的には、スマトラ地震の映像などから「堤防である程度止まるので、突破されるのを見てからでも逃げるのは間に合う」と思っていたのですが、大間違いでした……。

■津波は第一波が小さくても、その後より大きな波が来る事がある
 今回、地震発生直後からNHKを見ており、津波警報が出たのも見ていたのですが、暫くして津波の第一波観測の報道があり、それが(数mの予報だったのに)「20cm」「50cm」「微弱」とかだったので、正直その時点で「警報は出たけれど実際の津波は大した事なかったんだな」と思ってしまいました。
(NHKもその後暫くは東京で発生した火災を中心に報道していた)
 実際の津波がそんな「微弱」どころでは無かったのは、皆さんご存じの通りです。
 当時の岸壁の画像をよく見ると、水位が異常に下がり始めているのが見えるのですが、余程注意して見ないと気づかないかもしれません。初期情報に関わらず、無条件に安全な所まで逃げる事が重要だと再認識しました。

■津波はかなりの内陸部まで到達する
 これも実際の被害を見ていただいての通りですが……正直、今回の地震で実際に見る前の知識であれば、例えば、もし私が堤防のある海岸から1キロの所にいたとしたら、津波警報が出ても、多分逃げなかったと思います。


 ……改めて見ると津波の話ばかりですね。とはいえ、実際に津波の被害が甚大であった事が、今回の震災の特徴であると思います。
 今回の地震も、揺れ自体だけで終わっていれば、ここまで大きな被害は出ていなかったと思います。現在も進行中の各事態が落ち着いた後には、より確実な津波対策が改めて注目される事になると考えられます。原発についても、当面は原発の是非そのものについての議論に波及する事は避けられそうにありませんが、突き詰めれば今回の件は「津波が来た際の浸水対策」だと思います。
 いずれにしても、津波対策を中心に、今後の防災対策が進展する事に期待したいと思います。


■NHK以外(民放)を見ていたら助からない
 http://www.youtube.com/watch?v=eOrAwvJLKxo
 
 個人的に重要度が一番高い項目です。これ↑を見れば明らかです。
 NHKについてはいろいろ問題もありますが、災害に関する報道のレベルでは他とは段違いです。……というより、NHK以外(民放)は全くお話にならないです。
 初動が遅い事だけでなく、よく見ると混乱して津波警報の情報が画面に出ていなかったりもします。一刻を争う時に、下らないCMや芸人たち、画面の前で狼狽する事が報道だと思っている連中を延々と見せられる事は、文字通り命に関わります。
 特にフジテレビ(左下)はかなり遅い段階まで津波警報について触れていません。その後の各種対応等も含めて、災害報道に対するレベルの低さを露呈する結果となりました。
 後は、テレビ東京(画面の右下)は本当に変わらないですね。以前からもこの「安定感」はよく話題になっており、「テレ東が特番を組んだら震災クラスの大災害」と言われていましたが、実際に起こってしまうと洒落にもなりません。

 とりあえずは、「揺れたら即座にNHKに!」という事が今回の教訓でしょうか。

 最終的には民放の体質を直して貰うしかないわけですが、個人的にすぐにでも改善、実現して貰いたいのは、「緊急地震速報」と(緊急信号や警報音付きの)「津波警報」を全国全ての局で流す事でしょうか。これだけで、いち早く事態に気づける人がかなり増えると思いますし、全国一律に報道する事で、知り合いからの連絡などで助かる例なども増えるのではないでしょうか。

 とはいえ、近年は現在進行形で「TV離れ」が進んでいる事にも注目しなければなりません。間もなく行われる地デジ化でこの流れは加速するでしょうし、外出中の人はTVは見ていません。どれだけTVでの報道体勢が進歩しても、そもそも見ていなければ対応できない事になります。
(更に、地デジになると、アナログよりも数秒遅れるという問題も……)

 私は個人的には「ネットがあればもうTVは要らない」派の人間ですが、こうした防災面や速報性が求められる分野では、まだまだTVやラジオは重要だと感じさせられました。
 今後、「次の震災被害」が起こることを防ぐためにも、緊急時におけるTV/ラジオでの災害対応の改善、そしてネットや携帯端末分野での発達を願いたいと思います。

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