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2012年3月 4日 (日曜日)

書棚は今、大探偵時代

 最近すっかり、二週間毎の日課となっている、図書館通い。
 数年前に家の近くにできた事もあって、図書館で各種雑誌の最新号を一通り流し読み、興味のあるバックナンバーを(貸出期間である)二週間借りて自宅でじっくり読む……というのが、すっかり最近の生活リズムとして根付いています。

 そんなわけで、今日も図書館に行ってきたわけですが、雑誌コーナーで文学雑誌が置かれている本棚を見ると、予想外の場所に何だか見覚えのある絵柄が……。

■「ハヤカワミステリマガジン」2012年4月号
 特集:探偵オペラミルキィホームズの系譜
 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/711204.html

 ……という感じで、ミステリー小説の月刊誌の表紙がいきなり「ミルキィホームズ」のアニメ絵だったので吹いてしまいました。
 ちなみに、2号前の表紙はこんな↓感じです。毎回、この手の落ち着いた表紙が並んでいる本棚で、いきなりこの4人だったので吹いてしまいました。

 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/711202.html

(なぜ「前号」ではなくて「2号前」の表紙を使うのかは最後に触れます)


 私もこのアニメは2期から見ているのですが、(少なくとも2期については)どう見ても探偵や推理など全くしていません(笑) こんな状況で、どんな感じの特集になっているのでしょうか。
 早速、手に取って読んでみましたが、なかなか読み応えがあって面白い特集でした。


 制作スタッフの方々へのインタビューも面白かったですが、なんと言っても、作品内に出てくる名作ミステリのオマージュ要素について個別に触れているのが、「ミステリマガジン」らしいといったところでしょうか。
 このアニメの主人公たちが有名な探偵たちの子孫という設定になっている事もあって、各話のタイトルや各場面の節々に、ミステリ小説好きの琴線に触れる様なオマージュ要素が数多く散りばめられています。特集を読みつつ、改めて思い返してみると本当にいろいろなものが隠されていて、奥深さを感じさせられます。

 「ミルキィホームズ」のアニメをニコ動等で見ていると、こうした場面のところで元ネタのミステリが「わかっている人」のコメントが書き込みまれていて、それを見て更に楽しめるのがいいところです。
 こうしたオマージュ要素の詰め込みが過ぎると「わかっている人」以外は着いて来られない状態になるわけですが、「ミルキィホームズ」については、ミステリ要素以外にも他のアニメ作品などからものすごく多くのネタを引っ張ってきて詰め込んでいるので、誰が見ても思わずクスリと来る要素が幾つもあって楽しめる作品になっていると思います。
 そのためか、毎回非常に内容が濃くなっていて、30分アニメなのに、いつも一時間以上見たような気分になります。

 ……と言いつつも、自分のこのアニメに対する評価は「(良い意味での)マジキチアニメ」ですが(笑)
 毎週月曜日の夜に、ニコ動で毎週更新される「ミルキィホームズ」と「黄金バット(60年代のアニメ)」を見るのが、すっかり、週初めに仕事から疲れて帰ってきた後の憩いの時間となっています。


 「ミステリマガジン」の特集の方ですが、アニメについての話だけでなく、主人公4人の元ネタの中で(日本では)一番陰が薄いと思われるネロ・ウルフの原作小説(レックス・スタウトの「独立記念日の殺人」)も掲載されていたりと、ミステリ雑誌らしい良い特集だったのでは、と思います。
(元ネタの中では、個人的には「コーデリア・グレイ」シリーズが好きなので、もっと日本でも人気が出てくれればいいのですが……)
 興味のある方は、是非手に取ってみて下さい。


 この「ミステリマガジン」ですが、実は前の号では「逆転裁判」を特集しています。
 http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/711203.html

 こうした特集などをきっかけに、今後、アニメやゲーム作品から元ネタに興味を持って貰って、ミステリ小説等に「逆輸入」される流れができれば、面白いのではないでしょうか。

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