2013年6月 9日 (日曜日)

独逸文具蒐集日記は、徐々に再開する事なく、2013年の為替高騰で、誇り高きドイツ連載として名誉の打ち切りを遂げる

■日記の目次:http://september.moe-nifty.com/kikyo/2013/01/post-2cd2.html

 4月初期以降、さりげなく連載の更新が止まっている「独逸文具蒐集日記」ですが……。
 実は、次回の日記ネタとなる万年筆を個人輸入で購入しようと思いつつ、高くて手が出ないためになかなか買えずにいる状態が続いています。

 狙っているのが、
・ファーバーカステル 伯爵コレクション パーフェクトペンシル
・ペリカン スーベレーンM800 ブルー・オー・ブルー(万年筆)
・モンブラン マイスターシュテュック146(万年筆)

 のいずれかです。どれもかなりの高値なのですが、ヨーロッパから直輸入すれば、為替差益で比較的安く買える……筈でした。
 また、この中の「ブルー・オー・ブルー」は3年前に販売された限定タイプで、国内を探しても見つからないのですが、海外の通販サイトで取り扱っているところがあるので、海外通販チャレンジとして、一度取り寄せてみようかと思っていました。

 http://www.pelikan.com/pulse/Pulsar/ja_JP.FWI.displayShop.96433./souveraen-blue-o-blue

 が、眺めている内に、どんどん進む円安!
 去年の秋頃は1ユーロ100円を切っていたというのに、あっという間に130円近辺まで円安が進んでしまいました。上記の「ブルー・オー・ブルー」は現在350ユーロ付近で売られているので、販売価格は35000円だったのが45000円に値上がりした事になります。希望小売価格が57000円程度だったことを考えるとそれでも安いのですが、当時国内通販で売っていた価格と比べると妙味が無い感じです。

 そんなわけで、何とか一時的にだけ円高に戻らないかな…と思いつつ、通販サイトを眺める日々が続いています。

 この日記を書いている時点ではアベノミクスの反動?で5月初期よりは円高が進んできていますが、このまま更に円高になるかと言えば微妙な感じもします。
 また、個人的にもこれは一時的なもので、今後再び円安に進むと予想していますし、日本の景気や経済のためにもその方が望ましいと考えています。

 ……となれば、「速やかに(今すぐ)購入する」のが最も望ましいのが明らかなのですが、金額の大きさを見るとどうしても二の足を踏んでしまっている状態です。さて、どうしたものか……。

 とりあえず、もうすぐボーナス時期なので、そのときの為替を眺めつつ判断したいと思っています。
 無事に購入できたら、海外個人通販の顛末あたりを日記にする予定ですので、連載の再開はもう暫くお待ち下さい(笑)

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2013年4月10日 (水曜日)

独逸文具蒐集記:第9回 ペリカン M200 デモンストレーター(ペリスケ)

■日記の目次:http://september.moe-nifty.com/kikyo/2013/01/post-2cd2.html

 今回は、ペリカンの万年筆「M200 デモンストレーター(ペリスケ)」を取り上げます。
 前回から万年筆を取り上げましたが、現代においては万年筆は高級文具、趣味文具としての傾向が強くなって来ています。つまり、お値段も高いです。
 実際に手に取ってみて使ってみれば、その使いやすさや美しさ、その存在感などから値段に見合うだけの価値がある事がわかるのですが……それにしても高いです(笑) そのため、なかなか気軽に購入する事ができない存在です。
 そんな中でも、比較的手を出せる価格帯(といっても1万円はしますが…)で、値段以上の格好良さ、使いやすさでお勧めなのが、今回の「M200 デモンストレーター(ペリスケ)」となります。

■ペリカン M200 デモンストレーター(ペリスケ)
Photo

 この「ペリカン M200 デモンストレーター」は元々は販売時の展示(デモンストレーション)用として使われていたことから、「デモンストレーター」の名前が付いています。その際に内部の機構が判る様に、スケルトンモデル(本体が透明)になっている事から、「ペリスケ」の愛称が付いています。元々は展示用だったのですが、人気が出たために現在では一般販売されています。

 この価格帯のモデルという事でペン先も金ではなくてステンレススチールなのですが、金のペン先よりは堅いものの、インクの出も良くて書き味もスムーズ。値段なりの価値は十分にあると思います。
 そして、このペリスケの最大の魅力は、何と言っても名前の由来となっているスケルトンモデルです。内部の機構、そしてインクを眺めて楽しむ事ができます。私はこのペリスケに赤インクを入れて使っていますが、スケルトンボディに紅いインクが映えて、注射器の様で?大変美しいです。インクを眺めているだけで楽しいです。
 本来は脇役的な面もあるインクの色そのものを愉しめる事が、このスケルトンモデルの大きな魅力だと思います。

2

 このスケルトンボディはプラスチック製です。「透明なプラスチック」と言えば如何にも「安物感」が出てしまいそうですが、このペリスケについてはそんな感覚を全く感じさせません。
 内部の黒いピストン部や、そして何と言ってもペン先やボディの要所要所に使われている金色の部品が絶妙なアクセントになっており、程良い高級感を感じさせてくれます。ペリカンの天ビスも金色ですし、全体のシルエットも優美で格好いいです。

 とにかく手に取って良し、眺めて良し、そして使って良しとすばらしい万年筆です。眺めているだけでも飽きないですし、実際の物書きにも重宝するので、いつも使っています。特に、内部のインクを眺める愉しさは他の筆記具には無いものがあります。綺麗だよハアハア……。
 一応数量限定(6000本だったかな?)ではありますが、現在でも各種ネット通販では在庫が残っているようですし、入手可能だと思います。お勧めの万年筆なので、是非一度手に取っていただければと思います。


 読んでいただいて、ありがとうございます。
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2013年3月31日 (日曜日)

「趣味の文具箱」25号を購入しました

 今後の万年筆等を購入する参考にすべく、文房具専門誌「趣味の文具箱」の最新号(25号)を購入しました


■趣味の文具箱 Vol.25
 http://www.sideriver.com/ec/products/detail.php?product_id=17490

 この「趣味の文具箱」は万年筆を中心とした文房具専門誌で、紹介されている文具類は眺めているだけでも楽しいものがあります。
 今回の特集が「死ぬまでに絶対使ってみたいペン」という大層なものだったので、どんな内容なのかとても楽しみにしていました。

 残念ながら内容的には有名メーカーのお勧めというか主力製品を列挙したものが中心で、「死ぬまでに絶対使ってみたいペン」と銘打った企画としては今ひとつでした。
 個人的には、(少ししか無かった)著名人や読者が挙げた「自分の宝物」のページをもっと増やしたり、メーカーお勧め商品路線で行くなら、もっと対象メーカーを増やすべきだったかと思います。

 しかし、この企画は逆に、私の様な今後万年筆を揃えていきたい層の読者には、見やすくて良い内容だったと思います。

 個人的には、自分が今後(可能であれば)欲しいと思っている
・ファーバーカステル 伯爵コレクション パーフェクトペンシル
・ペリカン スーベレーンM800 ブルー・オー・ブルー
・モンブラン マイスターシュテュック146か149

 このあたりが全て綺麗な写真付きで紹介されていたので、大満足です。これを眺めているだけでもう暫くは戦えそうです。

 この3本は、現在連載中の「独逸文具蒐集記」で今後紹介予定なのですが、実はまだ手に入れていなかったりします。どれも高いので……。
 ちょうど年度末の多忙期を生き残ったところですし、自分へのご褒美(笑)ということで、どれか1本くらいは購入したいなと思っているところです。さて、どれにしようか……。
 個人的には、「ブルー・オー・ブルー」にするつもりなのですが、この中で一番手に入りにくい……というか、限定品で日本の店頭ではもう売っていないので、一度海外から直接取り寄せてみようかなと思っています。海外通販利用体験も兼ねて、数回分の日記ネタとしても使えて一石二鳥(笑)なのですが、去年の円高の時期にやっていれば良かった気もします。

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2013年3月20日 (水曜日)

独逸文具蒐集記:第8回 ペリカン ペリカーノジュニア

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 今回からはいよいよ、万年筆を取り上げます。
 万年筆は言うまでもなく事務用、実用の文房具なのですが、時代の流れにつれて、高級文具、趣味文具としての傾向も強くなって来ています。いずれにしても、現在でも文房具のの頂点に位置している存在だと思います。
 そんなわけで、文房具メーカーと万年筆は切っても切り離せない存在で、国内、国内共に様々な文具メーカーが万年筆を発売しています。

 万年筆は日本でもパイロットやセーラー万年筆、プラチナ万年筆を初めとして様々なメーカーがありますが、我らが?ドイツメーカーも、数多くの万年筆メーカーが存在します。
 究極と至高を分け合う、万年筆「マイスターシュテュック149」のモンブランと「スーベレーンM800」のペリカンが筆頭的な存在ですが、ラミーやファーバーカステル、過去に文具を紹介したステッドラーやロットリングなどなど、枚挙にいとまがありません。


 そんな中で、今回は低価格帯の入門用万年筆を取り上げたいと思います。

■ペリカン ペリカーノジュニア
01
 写真では青と赤ですが、他に黄色と緑があります。
 
 ペリカーノ「ジュニア」という名前が示す通り、入門用……というより、実際のところは「子供向け」の万年筆です。何でもドイツでは、小学生から万年筆を使わせている様ですね。日本で言うところの「書き方鉛筆」や「習字の筆」みたいな存在なのでしょうか。ドイツだけでなく、欧州の筆記具メーカーにはこうした「子供向け万年筆」を作っているところが多いです。これも国柄の違いなのかもしれません。

 この「ペリカーノジュニア」ですが、子供向け=初心者向けという事もあり、グリップ部にくぼみがあって、指を添えると自然に「正しい持ち方」になっているなどの配慮が見られます。一般の文房具とは異なり、万年筆は正しい向きで持たないと書けませんが、正しい持ち方の教育用として丁度いいのではないかと思います。
 低価格帯という事もあり、ペン先が鉄製でやや堅めではありますが、それ以外は普通の万年筆としても遜色がありません。また、インクはカートリッジ式になっていますが、実はカートリッジへの付け替えが可能(正式には対応していないらしいので、自己責任で…)なので、好きなインク色を使うこともできます。
03
 また、ペン先の太さは「A(中字と太字の中間らしい)」のみとなります。使ってみた感覚としては「やや太め」の線になります。

 デザイン的にも、青や赤のボディに映える鮮やかな黄色いグリップ、そして程よく透けたスケルトンボディなど結構格好いいです。格好いいよハァハァ……。
02


 入門用の万年筆としては傑作と言っていい万年筆で、お勧めの逸品です。普段使いでこの「ペリカーノジュニア」を使い、これで万年筆の書き方に慣れて、次は本格的な万年筆に手を出してみるのはいかがでしょうか。また、普段使いする「サブの万年筆」としてもお勧めです。
(ちなみに日本製では、低価格帯の万年筆としては、パイロットの「ペン習字ペン(こんな名前ですが万年筆です)」あたりが個人的に好きで、お勧めです)

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2013年3月13日 (水曜日)

独逸文具蒐集記:第7回 ロットリングの芯研器

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 今回は、「ロットリング」社の芯研器を紹介したいと思います。
(後述の通り、「芯研器」はかなりマイナーな文具なのですが、ここで取り上げないとこの連載に「ロットリング」社製品が出てこないので……)

 「ロットリング」と言えば製図ペンですが、漫画用のペンとしてもロットリングペン(イソグラフやラピッドグラフ)が有名で、同人絵描きの方にはおなじみの一品だと思います(最近はデジタル化が進行して、それほどではないのかもしれませんが……)
 この「ロットリング」(rot ring:ドイツ語で「赤い輪」)社はハンブルクに本社のあるドイツの筆記具メーカーです。かなり製図用に軸足を置いた品揃えなので、製図のCAD化が進行した現代では大変だと思われますが、これからも頑張って生き残って貰いたいところです。

 そんな「ロットリング」社の製品ですが、私個人とはあまり縁がなく、筆記具は持っていないのですが、唯一、今回紹介する「芯研器」についてはいつも愛用しています。

・ロットリング 芯研器 505250
 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%B0-%E8%8A%AF%E7%A0%94%E5%99%A8-%E3%83%9B%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E7%94%A8-505250/dp/B001W103IA

 「芯研器」ですが、その名の通り「芯を研磨する(削る)器具」で、要するに芯ホルダー用の鉛筆削りです。鉛筆とは違い「芯だけを削る」形になるため、専用の削り器が必要となるわけです。
 「芯研器」としては、前回ご紹介した「KUM オートマチック シャープナー」があるのですが、こちらは携帯用なので、据え置きとしては、今回紹介する「ロットリング」製の芯研器を利用しています。

 この芯研器ですが、
・小さい穴で、削る芯の長さを調整
・大きい側の穴に芯ホルダーを差し込み、回して芯を削る。
 内部にヤスリがあり、そこで芯が削れる仕組みになっている。
 芯は、左回転させると太めに、右回転させると細めに削る事ができる
・芯ホルダーの軸径が異なっても対応できるアダプター付き

……と、様々な機能がついています。
 個人的に、この芯研器で芯を削る時のシャコシャコした音と削れる感触が大好きです。これまでご紹介した文具立ちと比べると、いかにも安物っぽい(笑)のですが、芯ホルダー使いとしては非常に使える文具でお勧めの逸品です。

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2013年2月27日 (水曜日)

ドイツ文具蒐集日記(次回予告)

■ドイツ文具蒐集日記 一回休み
 「ドイツ文具蒐集日記」ですが、体調不良(といっても、3D酔いですが…)のため、一週間延期させていただきます。

 次回は「ペリカーノジュニア」か「ロットリング 芯研器」の予定です。

・ペリカーノジュニア
 http://www.pelikan.com/pulse/Pulsar/en_US_INTL.Store.displayStore.120899./pelikano-junior-fountain-pen

・ロットリング 芯研器 505250
 http://www.pen-house.net/detail/related10052.html

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2013年2月20日 (水曜日)

独逸文具蒐集記:第6回 KUM オートマチック シャープナー

■日記の目次:http://september.moe-nifty.com/kikyo/2013/01/post-2cd2.html

 前回に引き続き、鉛筆削りの紹介です。
 今回はドイツの「KUM」(クム)社の「オートマチックロングポイント」シャープナー(鉛筆削り)を紹介します。

・KUM オートマチックロングポイントシャープナー(KM26)
(公式HPの紹介ページ)
 http://www.pencilsharpener.com/Produkte.asp?Cat1=180&Cat2=183

「KUM」(クム)社は、ドイツの文具メーカーで、鉛筆削り以外にも様々な文具等を販売しています。
 社名は「Kunststoff Und Metal」の略で「プラスチックと金属」を示します。その名の通り、精度と耐久性の高いプラスチックと金属の製品を製造しています。

 今回の「オートマチックロングポイントシャープナー」ですが、普通の鉛筆削りとは異なる点が2つあります。

・鉛筆削りの穴が2つある(2段階に分けて鉛筆を削る)
・芯ホルダー用の削り穴がある

 …という点です。
 実物を見ていただいた方が早いので写真をご覧下さい。

Kum1

Kum2

 写真の様に、鉛筆削り用の穴が2つ開いています。
 これは「鉛筆を2本同時に削る用」ではなく(笑)、2段階に分けて鉛筆を削るものなのです。
 カバー部に「1」「2」と書かれていますが、まずは1番の方に鉛筆を入れて削ります。
 すると、刀の角度の関係で「木の部分だけ」が削れます。言い換えれば、芯の部分は削れずに残るので、芯が長くむき出しになる形になります。ちなみに、芯が残って奥の壁に当たるので、一定以上は削りすぎない機構になっています。このために「オートマチック」の名称が付いています(「自動」の意味のオートマチックではないです)。
 その後、2番の方に鉛筆を入れて、芯だけを削ることで、鋭い芯先に削る事ができます。

 更に、鉛筆削りの側面には赤色と白色の小さな穴が開いています。
 これは芯ホルダー用の芯研器になっています。芯ホルダーは2mm用のものが多いですが、この鉛筆削りでは2mmと3.15mmの芯を削る事ができます。
(写真1枚目下の赤い部分が3.15mmの削り穴、反対側に白色の2mm用の削り穴があります)

 この機能のおかげで、この一台で鉛筆と芯ホルダーの両方を削る事ができるのです。

 削った削りカスは、カバーの中に溜まっていく(必要時にカバーを外して捨てる)ので、携帯用として便利です。私の場合は資格試験時には必ず持参しており、大変重宝しています。
 ただ、カバーの可動部のプラスチックが弱くて使い込むうちにちぎれてしまう(蓋が外れてしまう)事があるのが唯一の難点ですが……。
 こうした点を除けば、鉛筆&芯ホルダーの全てに対応し、しかも極めて軽くて外出先にも持ち運べる、攻守共に最強の鉛筆削りです。
 本体内部には替えの削り刀も内蔵されているなど、長期の使用にも気を配っている親切設計です(とはいえ、前述の様に、刀を交換する時期よりも蓋部分が壊れる方が多分早いと思う……)。

 本体も格好いいですし、そして何より、本体の底面に、そして、ピカピカに輝く刃に刻まれたKUM Germanyが大変格好いいです。本当に格好良いですよね。格好いいよハァハァ……


 デザイン性や(2穴などの)マニアック性はともかくとして、普通の鉛筆削りとしても使いやすく持ち運びにも便利なのでお勧めの逸品です。

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2013年2月 6日 (水曜日)

独逸文具蒐集記:第5回 DUXのメタルシャープナー

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 今回から数回に分けて、「シャープナー」を紹介します。
 横文字にすると何となく強そうなイメージ?がありますが、要するに「鉛筆削り」です。
 ある程度の年代の方にとって「鉛筆削り」は、昔の手回しから電動に変わり、更にシャープペンシルが普及した事もあり、最近は姿自体見なくなったイメージがあると思うのですが、過去の連載で取り上げた通り、私は鉛筆派なので、まだまだ現役です。
 何と言っても、自分で鉛筆を削る際の感触がたまらないですね。

 そんなこともあって、鉛筆と同じく、鉛筆削りにもお気に入りの品物が何点かあります。
 今回は、その中からドイツの鉛筆削りメーカー「DUX」の一品をご紹介したいと思います。

・DUX メタルシャープナー 4322N
Dux1
Dux2
Dux3

 牛革の専用ケース入りで真鍮製です。
 本体は40mmx25mmx20mmくらいの大きさでしょうか。かなり小さいですが、これで35gは結構重くて、手に持つとずしりとした感触があります。

 本体部は、戦闘機のエンジン等にも使われている特殊合金の固まりから手作業で削りだしているそうです。
 刀部分は頑丈でとてもよく削れます。何でも2000時間の使用に耐えるそうです。鉛筆を削る時間を考えれば一生持ちそうですが、替え刃も販売されています。
 側面部には1~3のダイヤルがついていて鉛筆の鋭さを三段階に調整する事もできます。

 機能面も勿論ですし、それ故に現れる機能美もすばらしいです。
 本体が放つ真鍮の鈍い金色の輝きと、銀色の刃の鋭い輝きの調和。
 三段ダイヤルの格好良さ。黒い牛革ケースから取り出す格好良さ。
 そして、本体に刻まれし、DUX GERMANY の刻印!!
 本当に格好良いですよね。格好いいよハァハァ……

 小さな鉛筆削りとしては定価2100円と高い品物ですが、十分にそれだけの価値はあると思います。

 使うだけでなく、眺めていても良い、独逸の職人魂溢れる至高の逸品で、お勧めです。

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2013年1月30日 (水曜日)

独逸文具蒐集記:第4回 ステッドラーのペンシルホルダー

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 今回は「ペンシルホルダー」……つまり、「鉛筆補助軸」を紹介します。

 「鉛筆補助軸」というのは、要するに鉛筆を使い込んで「ちびて」きた時に、後ろに挿すキャップの事です。
 短くなった鉛筆を最後まで使うための大切な道具なのですが、子供の頃の思い出などから、ケチるための道具というか、安物のプラスチックを嵌めるだけ……的なイメージをお持ちの方も多いと思います。
 しかし、立派な「大人の文房具」としての側面も持ち合わせており、使い勝手だけでなくデザインの面でも「こだわる」にふさわしい道具でもあり、各メーカーから様々な商品が販売されています。
 万年筆のメーカーなどが(万年筆と同じ素材で)作成した高級品もありますし、更に進化した形とも言える「パーフェクトペンシル」(この連載の後の方の回で紹介予定)などは、その値段が「鉛筆として想像ができる水準」を超えています(笑)

 今回紹介するステッドラーの「ペンシルホルダー 900 25」は、定価では1890円。「補助軸は安物」という従来のイメージからは高く感じますが、高級なペンシルホルダーと比べれば安いですし、実際の使い勝手やデザインを考えれば、十二分に安く、そして手に入れるだけの価値がある品物だと思います。

 実際の「ペンシルホルダー 900 25」はこちらです。美しい銀色のボディです。

 http://www.staedtler.jp/products/01_writing/02-pencil-hoder/index.html
 
 鉛筆は使う人にとっては「軽すぎて使いにくい」感がありますし、特に使い込んで短くなると更に軽くなってしまうわけですが、このペンシルホルダーを使うことで鉛筆が(いい意味で)重くなるので、使いやすくなります。
 程よい重量感で使い勝手もいいですし、クリップがついている事で胸ポケットに入れる使い方も可能になります。

 そして、何と言ってもこのデザインが格好いいです!
 グリップのローレット加工! 鉛筆の硬度(BとかHBとか)表示窓!
 2007年に「グッドデザイン賞」を受賞しているだけの事はあります。
 本当に格好良いですよね。格好いいよハァハァ……

 ……とはいえ、実はこの「独逸文具蒐集日記」にこのペンシルホルダーを紹介するのは、実は反則だったりします。
 何故かと言えば、このペンシルホルダー……「日本製」なのです。
 ペンシルホルダーのボディを見ても、いつもの「MADE IN GERMANY」ではなく「JAPAN」と書いてあります。
 ステッドラーは独逸のメーカーですが、このペンシルホルダーについては企画、製造共に日本で行われているとの事です。厳密に言えば「独逸文具」から離れてしまうわけですが、独逸メーカーが日本用に特化して制作した製品だと考えればいいと思いますし、また、このペンシルホルダーにはそれだけのクオリティがあると思います。お勧めの文具です。

 次回からは、ペンシルホルダーと共に鉛筆の友?である「シャープナー」……鉛筆削りについて紹介したいと思います。

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2013年1月23日 (水曜日)

独逸文具蒐集記:第3回 ステッドラーの鉛筆

■日記の目次:http://september.moe-nifty.com/kikyo/2013/01/post-2cd2.html

 今回も前回に引き続き、ドイツの文具メーカー「ステッドラー」の製品です。

・ステッドラー社
 http://www.staedtler.de/

 http://www.staedtler.jp/

 前回の記事でも触れた通り、ステッドラー社は元々「鉛筆の元祖」と言える程の鉛筆メーカーです。

 そんなわけで、今回は「ステッドラーの鉛筆」をご紹介します。


■鉛筆:ステッドラー マルス ルモグラフ 100

 http://www.staedtler.de/de/produkte/bleistifte-zubehoer/bleistifte/mars-lumograph-100-bleistift-in-bester-qualitaet/

 ステッドラーのマークである「マルス」の名が冠された、ステッドラーを象徴するフラッグシップモデルと言ってもいい鉛筆です。この鉛筆が登場したのが1900年頃とのことなので、百年以上の歴史を持つことになります。
 ちなみに定価は1本160円です。

 この美しいフォルムがいいですね。
 美しい独特の青。格好いい「Mars Lumograph」の文字、そして鉛筆に刻まれた「MADE IN GERMANY」の文字!
 本当に格好良いですよね。格好いいよハァハァ……

 そんなわけで、私はこの鉛筆が好きで、回りがシャープペンシルを使っている中でも頑なに鉛筆派です。
 使い勝手も非常に良く、持ちやすさに加えて(私のこれまで各種の鉛筆を使った感触では)書きやすさ、鉛筆の紙への「乗り」の良さなど、とても使いやすいですし、お勧めです。

 次回からは、そんな鉛筆にとって大切なパートナーとなる、補助軸やシャープナー(鉛筆削り)について紹介したいと思います。

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